H25年度技術士二次試験応用理学(地質)選択科目Ⅱ-2(筆記問題)

応用理学部門地質の選択科目Ⅱ-2の問題を覗いてみた。

2013-11-10_08-19-32

さて、この二題から一題を選択して、最後まで回答するのはなかなか難しいなあと思った。

どちらの問題も、まず(1)で自分でテーマを設定し、(2)で問題点を抽出するのだけど、1番も2番もこのテーマを設定することから書き出しが止まるなんてことも無いことも無い。私のようなボーリング屋の報告書作成者のような担当業務の人間にはどちらも辛い内容のように感じた。

さて今年、私が受験者だったらどちらを選択したかなあ?

  • Ⅱ-2-1でいくならば・・・

2-1の方が私的には、う・・・って詰まる第一印象があるが、地下開発事業=トンネルなので、トンネルの調査について記述してやれば良いと思う。環境って聞くと固まってしまうとここで白旗を揚げてしまうことになる。

地質に関わる要素というものの中に水文調査分野も含まれると比較的書きやすい感じもするが、スタンダートな山岳トンネルの地質について記述したほうが良いのだろうか?

  • Ⅱ-2-2でいくならば・・・

2-2の方が書き出しがしやすいような気がするが、この問題は建設コンサルの計画系に居る人なら全然苦にならない問題のような気がする。最近は長い延長の線形の社会基盤建設の業務(高速道路とか)が減っているので、「計画なんてやったことがない」なんて白旗を揚げてしまうと、最後まで書くのは難しい感じがする。

延長10kmの社会基盤建設となれば、トンネルもあれば、切土もあるだろうし、盛土もあれば、軟弱な沖積低地もあるだろうから、思い浮かぶものをどんどん上げて自分の得意分野に引き込む方向に持っていけば、原稿用紙2枚程度なら、全部埋まると思われる。でもあれもこれも書きまくると(4)を書くスペースが無くなるので注意したいところ。

  • じゃあ私ならどっちを選択する?

とりあえずどっちでも原稿用紙2枚は埋められそうだが・・・記述の展開に収拾が付けやすそうなところで、1番を選択するかな。

60%の評価が得られればクリアですから、とりあえず問題をみたら、原稿用紙を触る前に、両方の問題の10分で大概略の骨を作ってみて、骨がしっかり見えたところで、20分で肉付けするのが良いかと思われる。いきなり原稿用紙に書いちゃだめですね。

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