鹿児島県の海上自衛隊鹿屋航空基地から出てきたコンクリート躯体になんとなく思いをはせてみた
海上自衛隊鹿屋航空基地の工事現場からコンクリート躯体が出てきたそうで、戦後ずっと更地だったのでこれが戦争遺構ではないか?とか言う話になっているらしい。
海自鹿屋基地 地中から謎の巨大な直方体 幅3メートル、奥行き2.5メートル、高さ3.5メートル 17個が一列、コンクリート製 | 鹿児島のニュース | 南日本新聞 | 373news.com
でかい躯体が地中に埋め込まれていたようで、旧海軍の建物のあった場所のようです。
ここも空襲を受けたようなので、終戦時には焼け野原だったのでしょう。
どうしてこんなものを入れていたのか?と話題になっているようなので、無責任に思いをはせてみました。
こんな時にはkunijibanですね。
地盤情報の検索 | 国土地盤情報検索サイト「KuniJiban」
基地内には当然データが有っても載せないのですが、たぶん青丸印のあたりが今回の現場だと思います。
近くの柱状図を見てみました。
最上部の半分白抜きの部分は盛土(たぶん戦後の)のようで、その焦げ茶の部分が黒ぼく土と書かれています
火山地質に全然詳しくない私は黒ボク?と言うことになるのですが、折角なので多少理解しておこうと検索しました。
水と土(1)「黒ボク土 人が作った土?」|ふしぎを追って|国立環境研究所
黒ボク土ってあまり関わったことがないのであれなのですが、ふかふかした土、黒くてボクボクした土という感じなのでしょうか。
黒ボク土ってそういえば風成層なんていう人も居られたような記憶が頭の片隅にあります。
成因論はここではどうでも良いかと思います。
この地域は、結構厚く黒ボク土が表層を覆っていたので、その部分をコンクリート躯体で置き換えて基礎を設置したのかなあ?と考えてみました。
あくまで勝手な脳内妄想なので頓珍漢なことを書いているかも知れませんが、そんな風にふと思いをはせたのでありました。はい。
(2022/03/04追記)
風成層どうでも良いなんて書きましたが、太田ジオさんがブログに書いていますね。
古墳の葺き石に土が乗っていると言う話でした。それがレス・黒ぼくとかまあそういう堆積物で風成層なんだろうと言う話でした。
kunijibanの柱状図をみるとシラスの基盤の上に薄く粘土を挟みその上位に黒ボク土が厚く分布しているというようにも見て取れます。
黒ボク土の部分は建物を支持させるのにはあまり調子が良く無いと言うことを当時の人が考えてコンクリート躯体で置き換えと言う風に考えた裏付けがなんとなく取れたような気がします。
やっぱり脳内妄想なんですけどね。