北陸新幹線のトンネル工事被害(2年前補償完了)を今さらこの時期になって報道するのはなぜ?

まあ、中央リニア新幹線の工事に水を入れたいのでしょう。信濃毎日新聞だし。

補償は家屋88戸182棟 北陸新幹線 中野のトンネル工事被害 | 信濃毎日新聞[信毎web]

トンネル工事が2001年に着手されて、完成が2007年、施工中に地盤沈下と井戸水の枯渇というよくある話である。

このような施工影響が起きることを是とするつもりは無いのだが、施工影響に伴う補償を2015年まで行ったそうである。

対象となる区域の人が、「こんな補償では!」と怒り狂ったわけでもなく、ただ報道発表が無いと言う話で報道機関が騒ぎ出している。

 

トンネルを掘るとどうしても地下水の抜け道が出来てしまうため、地下水位が低下して井戸が涸れると言うことはよく有る話である。

それを補償するのも、事業の一環であるし、そんなことを報道機関にわざわざ公表する必要が無いと思う。

けが人が居るわけでも無く、満足のいく補償が得られているのなら、対象住民も報道機関に告発することもないわけだし、問題なく事業が終了する。

鉄道に限らず、道路トンネルでも同じ事が起きる場合があり、ただ今回の一例をほじくり返すことは、報道機関の悪意しか感じない。

 

ちなみに中野市の高丘トンネルがどんな地質だから見てみた。

表層は中期更新世なんてあるから段丘堆積物というところか、安源寺というところは信州中野ICに近い南側のようなので、土被りも薄いし地下水が低下するのも折り込み済みですね。

まあ、都市近郊で実施する工事なら補償額がすごいことになるでしょうから、施工の側で施工障害が発生しないような施工をするのでしょうけど、まあこんな田舎なので普通に施工して障害が出たら補償くらいの姿勢で施工していたような気がします。

結局なんでも公共事業が悪い、中央リニア新幹線が気に入らないというバイアスの罹った報道なのでしょうね・・・。

やっぱり信濃毎日新聞だったよ。

 

 

 

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