警察の捜査資料やら何やらが、Winnyから連動して漏洩しているそうだ。
Winnyというソフトそのものには悪意がないが、「ファイル交換できるという」特徴を持っていたがために、著作権など抵触すると言われている。
開発者は、逮捕されており裁判を受けているとのこと。
皮肉なのは、逮捕した警察がこのソフトによって四苦八苦しているといったところか・・・
どちらにしても使用者のモラルも何もあったものではないという感じではある。
当のwinnyの開発者であるが、裁判中のため、このソフトの改良など触れられないという。
ただでさえあらぬ容疑をかけられているのに、そんなものに手を出せる状態にはないのであろう。
金子勇氏を支援する会
情報流出「Winnyは関係ない」開発者が裁判で主張
情報流出「Winnyは関係ない」開発者が裁判で主張
ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を開発してインターネット上に公開、著作権法違反ほう助罪に問われている元東京大大学院助手金子勇被告(35)の第20回公判が9日、京都地裁(氷室真裁判長)であった。
この日は、弁護側の質問で、捜査資料などがウィニーを通じてネットに相次いで流出していることに触れた。「『あなたが責任を取れ』という声がある」との質問に対し、金子被告は「困ります。基本的にはユーザーの責任だ」と答えた。
金子被告は「本質的にウィニーは関係ない。そのように報道されるのは残念だ。情報が外に漏れることは昔からあったが、ウィニーによってネットワーク全体に広まることで、逆に発見が容易になった」と述べた。
防ぐ手立てについては「流出後、ネットワークの中に広まることを防ぐことは可能」と説明したが、「積極的に対処するとほう助罪に問われるため、今の立場ではできない」と述べた。
(2006年3月10日1時7分 読売新聞)
ソフトの開発者が責任をとることは無いと、僕も思う。
winnyがどうのこうのという議論の前に、ネットワーク上にあるデータは漏れるということをもっとしっかり認識する必要があるようです。ソフトの是非はともかくとして、ネットワークからHDDが読める状態になっているのは非常に都合が悪いのである。
これからの個人情報は「暗号化出来でアクセス認証のできるポータブルストレージ」にデータを保存することになるのかも知れない。万全な方法とは言い切れないが・・・
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