「自分らしく生きる」志向は下流社会への道らしい

若者の二極化は一層深刻化する。〜コミュニケーション能力が明暗を分ける〜

日経bpは最近色々メーリングリストを送ってくる。これもそのリストからの拾い読みである。

統計によると、下流の人たちが重視するのは「自分らしく生きたい」ということ。それに比べ、いわゆるコア正社員の人たちが重視するのは「コミュニケーション」。こころの姿勢の差がはっきりと収入格差につながってしまう。

僕も常々「自分らしく生きたい」と思っている。やはり下流への道であろう。
コミュニケーション能力があるか?と言われれば、それもかなり難しい。
なんとか振り落とされないように、「しがみついていよう」と思っていたのは、いつ頃のことだっただろうか?これからは「はじき飛ばされる」ことも考えねばならない。
流行語にもなっている「下流社会」・・・今年はこの言葉を何回使うのだろう。
さて日経Associeが実質発行部数が何部だろうという話が、出ていたが、こんなコメントが出ていた。

手前味噌のようだが、20代、30代のビジネスパーソンの自己啓発誌『日経ビジネスアソシエ』の快進撃が続いてる。最初の設計では天井は5万部程度と見積もっていた。それで収支が成り立つような原価計算を考えていたが、現在は月に換算すると7万数千部という状況。広告集稿も非常に好調だ。自分が予期していたより、自己啓発に興味ある若手ビジネスパーソンが存在したということだ。

自己啓発情報誌を読んで、振り落とされない努力をする・・・のが下流にならない方法なのだろうか・・・。
でもその雑誌に取り上げられているのは、ライブドア堀江社長やサイバーなにがしとかいう藤田社長や楽天の三木谷社長なんて文字が特集で踊り、時間の使い方やコーチングなんて記事が数ヶ月おきに特集が組まれる。最初の内は目新しかったが、だんだん「結局のところ・・・どうなのだろう?」という結論に行き着きつつある。僕がしている仕事が、建設土木という旧態の社会組織が残っているのが原因かも知れない。
自分らしく生きる=干渉されないで生きる(誰にも管理されない・そして管理することを望まない)ということなのかも知れない。

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