必要悪な裏金?

これだけのニュースを見ていると、裏金を作って何とか業務を効率化しようという涙ぐましい(?)努力が伺えるわけです。
これは本来必要なものが買えずに、裏金を作って購入しているというのは、裏金を作った側にも問題があるが、そういう仕組みを続けていることも問題であるのではと思うわけです。

官民問わず、「金を握っている偉い連中」は実業を見ず、物と使った額で判断評価するからこういうことになる。

パソコンって・・・僕は事務用品と一緒で、3年~4年で使い切る消耗品だと思うよ。
今時、恒久的な備品として計上してる仕組みがあること自体、くだらない。

中日新聞:裏金ためてパソコン、別事業のバイト代… 不正あの手この手:社会(CHUNICHI Web)

裏金ためてパソコン、別事業のバイト代… 不正あの手この手

2008年10月20日 08時02分

 愛知県建設部と農林水産部を舞台にした不正経理問題。出先機関が事務用品などの架空発注を繰り返してためた裏金でパソコンを購入したり、本庁職員がアルバイトを不正雇用したりするなど、あらゆる手法を駆使して公金を不正流用していた実態が分かった。

 不正が発覚した6カ所のうちの建設事務所。2003年4月、前年度の国の補助事業の事務予算20万円が残ったため、業者に事務用品を架空発注した。

 内容はファイル20冊、プリンター用紙11冊、封筒10箱、つづりひも27束、ブックエンド10個など。事務所は納品を受けないまま「支出金調書」を偽造して代金を業者の口座に振り込み、裏金の「預け金」にした。3カ月後、事務所は業者から光磁気ディスク(MO)ドライブ2台、プリンター用インク2個の計5万2436円分をこっそり納入させ、預け金で精算したという。

 尾張建設事務所(名古屋市中区)では07年3月、預け金を利用して17万6400円のノートパソコン1台を購入。年度末にコピー用紙などを大量購入したように装ってためたとみられる。県幹部は「パソコンが欲しいが県の予算で買えず、国の補助金を使った例は多い」と説明する。

 06年度までの5年間で、出先機関がつくった預け金は2千万円。さらに架空発注の代金とヤミで納品させた代金を相殺して支払う「一括払い」や、発注品と実際の納入品が異なる「書き換え」の手法でも合計で4千万円が使われた。

 不正経理は出先機関だけにとどまらず、本庁でも繰り返された。国の補助事業で雇うためのアルバイト代を別の事業で支出したほか、県単独事業のための職員の出張旅費を国の補助金から出すなどして計7千万円を使ったことが分かっている。

(中日新聞)

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