技術者はいつ会社を見限るのか?(東電依願退職に思う・・・)

東京電力が経営合理化のために退職者を募集しているのだが、それとは別に依願退職者が1700人と言うことになっているらしい。

こう言う場合、残っていて欲しい人から辞めていくのは、大手電機メーカーなど不況でリストラしているときだって同じ現象になったのに東京電力は解っていないようだ。

まあ・・・その時は対岸の火事で笑っていたのかも知れない。

 

東電、依願退職1700人に 人材流出が深刻化 – 47NEWS(よんななニュース)

 

「東京電力なんてどうせ下請に出しているのだから、そんなところの技術者が居なくなっても関係無いだろう?」という声がネットででているが、事態はそんな簡単な問題では無いと思っている。

協力業者に出すのは専門特化的な各セクションに切り分けて仕事に出すわけで有り、トレードオフを考える舵取り役の人がどんどん居なくなっているのではないだろうか?

技術者はいつ会社を見限るのか?と言う点なのだろうけど、格好いい書き方をすれば「最低ラインの仕事の誇りが維持出来なくなった時」ということなのかもしれない。

ドライにお金で割り切れる部分とそうで無い部分が色々と葛藤するだろうが・・・

 

さて、辞めた人はどこに行っているのだろう?

大手家電メーカーの開発者のように、使い捨て覚悟で海外の同業?

表に出てこない、東芝や三菱みたいな原子炉メーカー?

 

 

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