土被り1700m

昨日に引き続き中央リニア新幹線の話題ですが・・・
南アルプスにトンネルをあけた場合、最大土被りが1700m有るらしいです。
昨日の高標高坑口にしても、これくらいの土被りがあるわけで、びっくりしますわ。

まあそうなんだけども・・・「南アルプスに弾性波探査はできんわなあ」と、また寝ぼけています。

中日新聞:トンネル深さ、日本一を想定 リニア南ア貫通ルート:社会(CHUNICHI Web)

トンネル深さ、日本一を想定 リニア南ア貫通ルート

2008年10月17日 朝刊

 JR東海の中央リニア新幹線計画で、同社が想定する南アルプス貫通ルートのトンネルは、山頂からの深さが最大で1700メートル前後となり、国内最深になる見通しであることが分かった。地下深くを通るトンネルのため同社は南アの景観に与える影響は小さいとみるが、周辺は国立公園。今後は環境保全をめぐる議論も活発化しそうだ。

 磁力で車体を浮かせるリニアは摩擦抵抗が小さく、急坂でも走行が可能。このため標高が高い山肌を開口部にできる。ただ、標高2000-3000メートルの山を掘るため、山頂からのトンネルの深さは1000メートル超となる場所が出てくることは必至だ。

 日本トンネル技術協会(東京)によると、国内最深トンネルは鉄道では上越新幹線の大清水トンネル(深さ1300メートル)、道路では関越自動車道の関越トンネル(同1190メートル)で、南アのトンネルはこれらを上回る深さになりそうだ。

 標高が高い山のトンネル工事では、高圧のわき水などが発生しやすく難工事も予想されるが、技術進歩もありJR東海は「工事は可能」とみる。

 一方、南アの一部は1964年に国立公園に指定された。一帯にはライチョウやツキノワグマが生息し、貴重な高山植物も分布している。昨年2月には地元自治体が、世界自然遺産への登録を目指して推進協議会を設立。JR東海は、景観や環境に配慮した工事を迫られそうだ。

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