いわゆる八代海干拓地に位置する井戸が熊本地震で使えなくなってしまった件について

地震の被害で上水道が止まって水がないと言う話はよくある話なのだが、八代市の一部地域の井戸も使えなくなってしまっているらしい。
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<2026年熊本地震>「取り残されるのでは」…井戸水世帯も断水 業者少なく復旧見通せず 八代市「前例ない」実態把握へ|熊本日日新聞社

そういうわけで井戸の孔壁が崩れてしまってどうしようもない状態になっているように見ました。

井戸が使えなくなっている地域は八代海に面した干拓地

新聞記事に取り上げられているところは、高植本町という地区らしいのでどこだか見てみた。
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地形分類図でみてみると、八代海に面した平坦なところで、区分では盛土になっているので干拓地のようである。
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しかし、今昔マップ_八代_1913によると既に大正二年にはこのような地形になっていたようなので、江戸時代、明治時代には干拓された地域のようである。
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もう1ヶ所取り上げられていた「松崎町」もこの辺りに相当する。やはり盛土の地域に該当する。
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こちらも今昔マップ_八代_1913によると、同じように江戸時代の干拓地のようです。

高植本町(旧金剛村)の周辺の地盤について

こんな田んぼの真ん中のようなところなので、地盤調査のデータは無さそうなのですが、球磨川の堤防の地盤データは存在するようです。
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ここの柱状図をみてると、表層に沖積の砂質土、その下位に軟弱粘性土、最下部に砂礫層が分布しています。

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この柱状図をみると表層10mくらいまで井戸を掘り抜いているようですが、記事に孔壁崩壊が著しいとあるので、まあ緩い状態にあるのでしょう。火山灰質土で水回して攪拌するとさらに弱いのかもしれません。

松崎町周辺の地盤について

松崎町周辺の柱状図も探してみました。
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こちらもデータが無いですが、この辺りのデータを見てみます。
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高植本町と表層の地盤は良く似ています。地下水位が浅いのでたぶん表層の砂質土層から地下水を汲み上げているのでしょう。

地震の振動で孔壁が一気に崩れてしまったと勝手に理解しました

井戸水が濁って使い物にならないところは、孔壁が崩れてこれまでの揚水量を上げると細粒分を吸い込んで揚水してしまう状態になってしまっているようです。
水が出てこないというのはどういうことだろう?地下水位が浅いので浅井戸用のポンプをつかっているでしょうから、砂を吸い込んでポンプを壊したということでしょうか?
井戸の孔内に砂が入り込んで孔底が浅くなっているのでしょうか?
井戸の専門家ではないのであまり適当な事は言えませんが、井戸も壊れますよね。
今回の地震でも、大雨でも孔壁が壊れれば、井戸が使えなくなります。

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