史上最大の液状化(NZ地震)
先日、発生したクライストチャーチ付近の地震であるが、地盤の液状化被害が市場債であると報道されています。
先日から流れてくる被害写真(車が地面にめり込んでいる)をみると液状化の被害がかなり出ていることは解っていたのですが、あたらめて発表されたと言った感じです。
NZ地震で最大規模の液状化…日本研究者ら確認 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
この辺りの比較的大きな建物は、杭基礎で造られているのでしょう。
液状化しやすい地盤であるということは、あらかじめ充分に把握していたと思いますが、今回の地震の液状化の影響で多くの杭が破損しているような気がします。
さて私は現地に行って被害状況を見ることもできないのですが、クライストチャーチの町の地図を見ていて、考えていました。
クライストチャーチの街の中には、エイボン川という川が蛇行しながら流れています。
このエイボン川の源頭は、クライストチャーチ市街地の西側にある湧水池のようです。
ちょうど、静岡県の柿田川のような感じなのかも知れません。
エイボン川源頭よりも山側は扇状地地形をしているようですが、それより下流川はファンデルタのような感じです。
そのような平野部ですから、自然下における流路変更も頻繁に行われたでしょう。
日本のように、川の流れを制御するために放水路を造っているような感じは見られませんが、実際のところどうなのでしょう?
こういう地形条件ですから、旧河道に当たる部分は、地震時に液状化の被害が特に顕著だったような気がします。
今回、倒壊した建物は、確かに耐震対策のされていない古い建物が多いようですが、そう言う見えない地形条件も大きく影響しているような気がします。
現地を見ているわけではないので、全て想像なのですが・・・