新潟中越地区で地震
最近は新潟中越地区は、地震活動が活発だなと思いながら、今日の速報を見ていると・・・
「おや?震源が西にスライドしてないかい?」と思っていた次第です。
この地域にかかる地盤のエネルギーが連鎖的に広がっているようである。
フォッサマグナの東側は、基盤構造がよく解ってないだけに今後の予測も難しそうである。
最近は大きな地震が多いなあと思っていたら、どうも観測網が整備されてるかららしい。
M6.0以上の地震はそんなに驚くほど増えてないらしい。
内陸で発生している地震が多いからそう感じるのだろうか?
観測網整い「大地震」増加 震度計、10年で10倍超す2005年08月21日23時19分:朝日新聞
宮城県沖の地震から5日後の21日、今度は新潟県中越地方で震度5強の揺れが観測された。震度5弱以上の地震を観測した地震はこれで今年10回になる。
気象庁によると、震度6(96年10月からは6弱と6強に細分)以上が観測された地震は、1927~99年の73年間で15回。だが、2000年以降は16日の宮城県沖の地震ですでに21回を数える。
強い地震は増えたように見えるが、地震の規模ではマグニチュード(M)6以上の地震は年平均約17回。昨年は21回でそれほど多くはない。
「増えた」原因の一つに観測網の整備がある。95年の阪神大震災当時は気象庁の地震計が全国約300地点にあるだけだった。その後、自治体に震度計の設置が進み、現在は研究機関も含めて10倍以上の約3700地点に増えた。
新潟県中越地震の震度7(川口町)、宮城県沖の地震の震度6弱(川崎町)、21日の震度5強(旧小国町)はいずれも自治体の震度計が観測した。10年前なら記録に残らなかった可能性が高い。
「西日本は阪神大震災以降、活動期に入った」「地震活動が活発になっていることを示すデータはない」。強い地震が本当に増えたかどうかは、専門家の間でも見方が分かれている。
今年の2月、東京で森林GISフォーラム主催のシンポジウムがあり、中越地震と森林GISの活用みたいなことがテーマだったのですが、その中で、新潟大学の地震の研究者が中越地震の特徴について、地表面に達する断層がなかったことであると述べていた。
比較的大きな余震が続いたのも、このことが原因であるというお話でしたが、happymanさんはどうお考えでしょうか。
難しいコメントと質問ありがとうございます。(^_^;)
こんな事をここでコメントするのはおこがましいのですが、本当の所、私にはわかりません。
地表面に達する断層で記憶に新しいのは、兵庫県南部地震の野島断層がぱっと出てきますね。
新潟中越地区は堆積盆で、第四系~新第三系の堆積物が厚く分布しています。僕たちは新第三系の地盤は続成作用も進んで硬いものとして評価していますが、実は地震の歪みを受けたときには、まだ軟らかいと言うのか、破壊できない地盤にもなりうると考える必要があるのかもしれません。
ある部分で歪みに耐えられなくなって、そこで断層が発生(地震発生)するのですが、その開放された歪みが開放されずに、周辺にまた溜まってしまうようなイメージを受けます。
地表面に断層が達していれば、そこまでのエネルギーがかなり開放されているのかもしれません。
新潟大学の先生のペーパーを何処かで読んだ方が良いですね・・・勉強不足ですみません。