首都圏における長周期地震動増幅の可能性
1.関東平野は柔らかい堆積層からなる平坦面であるが、地下深部にはおよそ1600万年前に形成されたハーフグラーベン(巨大な基盤の凹み)が伏在していることがはじめて指摘され、基盤には大規模な凹凸が発達していることがわかった。
2.大地震の際には地下深部の基盤の形状(=堆積層の厚さ変化)により、局所的に長周期の地震動が増幅される可能性がある。
3.長周期の地震動は固有周期の長い高層建築物や石油タンクなどへの影響が特に大きいことから、首都圏における地震防災に際しては、これら地下深部に伏在するハーフグラーベンの把握が重要であると考えられる。
首都圏は、被覆層がかなり厚く分布しているため、地下深部がよく解らなかったのもありますが、最近はだいぶ研究が進んでいるようです。
被覆層の厚い部分については、長周期地震動が増幅されるようです。
いわゆる「ゆっさゆっさ揺れ」なのかな。
昨日の名古屋もかなり遠くで揺れてるなあと思う揺れを感じました。
この建物は低いのですが、共振してたのかなあ・・・