臍帯血を保存しますか?

happymanです。
嫁さんから教えてもらったのですが、生まれてきた子供のために、私的に臍帯血を保存するサービスがあるのだそうです。
万が一難病疾患が発症したときに造血幹細胞を利用するのだそうである。医療技術がまだ確立されていないらしいのだが、保険として保存しておこうというのである。
本人のものであるため、白血病などの臍帯血移植に免疫の問題も少ないという理論である。
値段は10年保存で30万だそうである。
一方、公的な臍帯血バンクは、ボランティアで臍帯血を保存して提供している。
型が適合されれば、患者に提供される。
公的な臍帯血バンクは、この私的な臍帯血保存をよく思っていないらしい。その理由は以下の通りである。
臍帯血の私的保存に注意

1.凍結保存した臍帯血を将来白血病などの治療のために移植するためには十分な細胞数が必要であり、臍帯血は厳重な管理下で無菌的に採取され、徹底した衛生管理下で保存されなければならず、私的保存は品質管理に問題がある。
2.私的に保存した臍帯血を本人の移植に使う可能性は殆どないこと。何故ならば白血病の発生率は10万人に数人で、そのうち移植が必要な患者は10万人に1人程度である。
3.移植を受けるときは患者の免疫力が低下しているので細菌感染は致死的となる。そのため品質管理が保証されていない臍帯血を医師が移植に使うことはない。つまり私的に保存された臍帯血は現状では実際に使われることはない。
4.日本さい帯血バンクネットワークの臍帯血保存数は着実に増加しており、臍帯血移植では白血球のHLAタイプが一部異なっていても移植が行えるため、移植が必要なときは十分に対応が可能である。

そう言う理由の前に、ボランティアによる提供が減ってしまうことを危惧しているのでしょう。
お金に余裕があれば、私的保存は出せない金額ではありません。
この辺りの判断は当事者に任せると言ったところでしょうか・・・未来の医療技術に投資しているとも言えなくありません。
うちの嫁に「うちはどうする?」と相談されました。
お金には変えられないものもあるしなあ・・・とは思うのですが、どうしたものだろうか・・・

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