豊田綱領

トヨタ自動車の期間従業員や派遣従業員の一斉解雇による批判が飛び交っています。
トヨタのネガティブキャンペーンもかなりスゴイことになっています。

大島信三氏の記事に、「トヨタの憲法」というものを見つけた。
トヨタ自動車の渡辺社長は豊田家家訓というべき豊田綱領を肌身離さず持たれているそうだ。
僕はトヨタ自動車にそれほど良い印象は持っていませんが、この綱領は立派なものだと感じた。

確かに期間従業員の扱いとか、カイゼンという名の下請から搾り取るなど色んな話はありますが、この綱領がただの戯れ言にならない限り、トヨタ自動車は強いと思います。
大島氏は「立ち直るのも早い」と締めくくっていますが、今や日本のフラッグシップカンパニーの一つであるわけですから、自動車産業ではなくとも、大きく復活して欲しいと思うわけです。

この綱領は、そのまま日本人一人一人に今こそ思い出して欲しい言葉のようにも思えます。

トヨタの憲法:イザ!

「豊田綱領」

一、上下一致(チームワーク)、至誠業務に服し(誠心誠意やりなさい)、産業報国(世のため人のため)の実を挙ぐべし。

一、研究と創造に心を致し、常に時流に先んずべし(世に先駆けた研究開発、モノづくりをやらないといけない)。

一、華美を戒め、質実剛健たるべし(コスト意識をもて。原価低減)。

一、温情友愛の精神を発揮し、家庭的美風を作興すべし(人を大切にしてチームワークをちゃんとつくれ。仕入れ先や販売店とのパートナーシップ)。

一、神仏を尊崇し、報恩感謝の生活を為すべし(ステークホルダーを大事にしなさい)。

コメント

  1. holly より:

    おはようございます。
    今日は、これから医者に行ってきます。今、家で読んでます。
    トヨタは、来年社長が代わり、豊田家に覇権が戻るそうですね。今期赤字になった(赤字にした?)ことと社長交代は、何らかの関連があるんだろうなあと思っています。
    名古屋に住んでいる友人(お金持ち)に聞いたら、愛知県のお金持ちの方は、トヨタ株みんな持っているらしいです。毎年の配当がバカにならないからとの話を聞いたことがあります。今がトヨタ株の買い時かも知れません(お金があれば・・・)。
    どうでも良いですが、今年の年賀状は、こんな言葉を入れようかと思案中です。
    「世が末になったのが悪いのではない。
     人が精を出さなくなったのにこそ罪がある。」
    葉隠の一節ですが、まあ「終わりの始まり」のような来年に向けての意思表示と言うことで・・・。

  2. happyman より:

    hollyさん。コメントありがとうございます。
    トヨタ自動車の社長が、豊田家に戻るのことを、「大政奉還」なんて揶揄が飛び交っていますね。
    トヨタ自動車の社長の名前よりも、かつての社長の奥田氏の名前のほうが強かったりしますね。
    まあ色々あるのかも知れませんが・・・解りません。
    トヨタ株ですか・・・確かに配当がいいのは聞いたことがあります。
    莫大な内部留保の話もありますが、配当を一気に切れないところから、内部留保せざるえないところでしょう。
    配当を一気に切れば、株は売られてしまうことでしょうから・・・。
    「人が精を出さなかったことにこそ罪がある。」
    僕にも言い聞かせないといけない言葉です。

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