バーチャルイラク

戦争に行った人というのは、異常な緊張かつ精神状態におかれることから、平穏な社会に復帰したときに、ストレス障害を起こす人がいると聞きます。

いわゆる、戦争状態が日常化してしまったひとのことでしょうか・・・
経験したくもない話ではありますが、末端の軍人には、死んでも地獄、生き残っても地獄なのでしょう。

米海軍研究所、イラク戦争復員兵のPTSD対策で「バーチャルイラク」を開発 – Technobahn

米海軍研究所、イラク戦争復員兵のPTSD対策で「バーチャルイラク」を開発
【Technobahn 2008/9/18 15:20】イラクでの戦争に従軍した兵士を中心にPTSD(心的外傷後ストレス障害)が広がりを見せていることに関連して米海軍研究所が中心となってPTSD治療の一環としてCGで作られた本格的な仮想世界「バーチャル・イラク」を開発、PTSDの治療用に活用されることとなった。

 このシステムは中東での現代戦を舞台にした3Dアクションゲーム「フル スペクトラム ウォーリア」(元々は米陸軍の訓練用に開発されたソフトの商用版)の3Dシステムを利用して開発が進められたもので、患者は業務用ヘッドマウントディスプレイ「eMagin Z800 3DVisor」を装着することで、360度、完璧なまでに再現されたイラクの戦闘地域での状況を体感することができるとしている。

 「バーチャル・イラク」はPTSDの治療の一環として利用されるため、利用にあたっては医師が患者の状況を判断しながら、どのような状況を再現するか、その都度、決めながら仮想世界を用いた治療が行われるとしている。

 開発に参加した心理学者は、PTSDの治療には実際にPTSDを発症するに至った、事象を再現することで、何がストレスの原因になっているのかを患者に自覚させることが重要だと述べており、今後、米軍では最新技術を導入することでこれまでは見過ごされてきた復員兵の「心のケア」も拡充する。

コメント

  1. saykiyo より:

    ベトナム戦争がらみの映画っていくつかありますけど、まさにこれでしょう。死線をくぐり抜けてきた人達が帰国しても、日常に戻れない悲劇描いています。日本人(と言うが現代の日本人)には遠い昔の事なので理解が出来ないことでしょう。
    そしてこういった心の傷は隣の国々も持っているだろうな、って、いつも我が国を目の敵にして攻撃してくるあの国々をかわいそうに思いました。
    アメリカについては、泥沼戦争の末、敗北撤退なんて言う心の傷もあったりして、こちらの方が傷が深い気がするんですけども。

  2. happyman より:

    いつもコメントありがとうございます。
    かの隣の国には退役軍人いましたっけ?
    朝鮮戦争停戦以来、そんなドンパチやってないと理解しています。
    それよりもあまり報道されませんが、イラクに派遣された陸上自衛隊員の健康状態の方が問題なようなことを、ちらほら聞きますが、真偽のほどは解りません。
    ただPTSDはかかってる方が多いようなことを聞いたことがあります。(ソースは忘れました)

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