技術者は事務方経営者の奴隷か?

理系白書ブログ: 中村現象
ほんとは素直な研究者ブログ: 青色LED訴訟和解
今日は、青色発光ダイオードの中村修二先生が、裁判の和解について怒り心頭発言をしていた。
「日本の司法制度は腐ってる!」その一言に尽きてしまった。
さて、気になったのは経団連の奥田氏や日亜化学工業の社長のあのほくそ笑んだ記者会見に憤りを感じる。
発明はその一人の研究者で成立したものではないと、ほくそ笑んで言っていったが、それならば発明の対価200億円が発明に係わった研究者に分配されるのかと言えばそうではない。その技術を展開していった技術者には、報奨金すら出ないのだろう。
この会社は何で儲けさせてもらっているかを理解しているだけ、まだマシなのかもしれない。
リコールされない程度まで品質を劣化させている経費節減を要求する企業も多いだろうし、それの最低限度がISO9001としているのは言うまでもない。
成功は分かち合え、失敗はおまえが悪いというシステムは、失敗が日常茶飯事の技術者や研究者を奴隷化しているようにしか思えないのである。

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