資格(免許)所持者の犯罪

最近、資格を持った人の犯罪というのが立て続けに表面化している。
・一級建築士構造計算書偽造問題
・西村衆議院議員弁護士名義貸し問題
・公認会計士の問題もちょっと前にありました。
資格というのは、その生業をするために必要な免許であるから、一級建築士の場合はそれを使って、よからぬ事をしたということになるし、衆議院議員の弁護士資格名義貸しは、本来もうその仕事が時間的な制約によってできないはずなのに、これもまたよからぬ事に使っていたということなのでしょう。
事件の特性は異なるものの、国からお墨付きをもらっている有資格者の一部がこういう事をやってしまうと、周りからの目はかなり厳しいものになるでしょう。
ただでさえ収入はともかくとして、他人から見たら特権階級にあるように見えるだけに、この揺り戻しは大きいと思います。これは一級建築士や弁護士だけの問題ではありません。
専門性が増してくればましてくるほど、このようなことは資格を持った専門家にお願いするしかありません。そういうことを考えると資格者の倫理というのが、どんなに大切なものかを感じるところです。
各資格の法律の条項には、「罰則」というものがあります。社会的特権を負っている分、それを犯せば罰則があるのですが、それを意識している人はあまりいないのかもしれません。
弁護するつもりは無いですが、外圧に負けて利用されてしまうこともあるのだろう・・・この辺りは1有資格者だけの問題ではないとは思います。法改正するのであれば、更新制なんてところもそうですが、もっと中立性を保証してくれるシステムにして欲しいと思います。

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