武田先生のコラムでは、たまに頭をスッキリさせてくれることがあります。
人生には、必ず何らかの目標を持たなければならないと、僕自身も思っていました。
そのものが苦痛だったりするわけです。それが修行なのかも知れませんが・・・。
大学受験の時に、○○大学合格とか、僕が目標一直線のときは正直うまくいったことはありません。
(武田先生のコラムより)
人生の送り方は2種類あると思う。一つが「目標型」、一つは「行為型」である。
日本人は、目標型の人生を小学校の時から習い続ける。
「大きくなったら、君は何になるの?」、「次の試験では一番をとりなさい」という具合だ。最初は夢物語だったそんなことも、次第次第に現実味を帯びてきて、高等学校受験や甲子園のようになると、ますます重く自分にのしかかってくる。
僕は、本当に目立たない少年時代を過ごしました。
神童なんて言われることもなければ、運動音痴でもあり、人付き合いの上手い器用に生きられる人間でもありません。
おかげで、周囲からも期待されず、自分も自分自身に期待せずにやってこれました。
ただ目標を持てないことに対してコンプレックスを持っていました。
それでも、仕事に就くことも出来たし、結婚も出来た。元気な子どももいる。
辛い仕事の先に何があるか、それを考えても人生は変わらない。必要なことはやる。そしてそれが辛くても、今日一日が無事に終わったことを感謝して床につく。その積み重ねが人生を幸福にするのだ。
いつかは素直にそういう気持ちになれる自分になりたいと願います。
若い頃良く聞いた渡辺美里の「10Years」という歌が頭の中を流れていました。
ふとこんな歌詞を思い出したのでした。
(渡辺美里 10years より)
「大きくなったら どんな大人になるの」周りの人にいつも聞かれたけれど
時の速さについてゆけずに
夢だけが両手からこぼれおちたよ
10years-渡辺美里
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